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サプリメントに頼らない生活
No.76:化学物質に頼らない睡眠改善法
藤竿伊知郎(外苑企画商事、薬剤師)
薬やサプリメントといった化学物質は有用ですが、依存症を引き起こしやすいという問題を持っています。睡眠障害の原因を理解し、生活リズム改善の工夫でクスリに頼らない解決方法を身につけることをおすすめします。
人の体には、昼間の活動で生じた疲れを、夜に睡眠で解消するという自然のリズムがあります。現代の生活は、体の運動量が減少する一方で、社会生活の中で緊張感が続くストレスにさらされ、夜更かしになることもあり、生体リズムも狂いがちです。
高齢者の不眠には、昼の活動を増やすことをおすすめします。日の光を浴びつつ、早足で散歩することなど、簡単にできる活動です。
夜遅くまで緊張が続くと寝付きが悪くなります。筋肉を緩めるストレッチ運動、ぬるいお風呂にゆっくりつかるなど、推奨されています。夜遅くにメッセージアプリを使わないなど、自分に合ったリラックス法を作ると良いでしょう。
寝酒はリラックスに有効ですが、数時間後に鎮静効果が切れ、途中覚醒など反動効果がでる場合があります。
夜中に目が覚め、その後に心配事が気になり悶々とする場合には、呼吸法で対応することをおすすめします。おなかを膨らませながらゆっくり息を吸い込む。拭い込む時より時間をかけ、おなかをへこませながら息を吐く。呼吸に意識を集中しながら、深呼吸を繰り返すことで、体の力も抜けてきます。