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クスリの あ・れ・こ・れ ~東葛病院~
No.27:処方されたお薬、たくさん余っていませんか
薬剤部 鈴木 真里 薬剤師
突然ですが、病院で処方されたお薬、飲みきれずにたくさん余っていませんか?
「受診のたびに薬局にお薬をもらいに行くけれど、実は数ヶ月分余りがあって、お薬がどんどんたまってしまう。でも先生には言いにくくて」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように継続して処方されているお薬が余って困っている、という方には、かかりつけの保険薬局で「残薬調整」することをお勧めしています。
処方せんを持って薬局へかかる際に、前回までのお薬を持参していただき、薬剤師が処方歴や薬剤の残数を確認します。お薬が十分に足りていると確認したら、新しい処方せんの日数を短くすることで、過剰なお薬のお渡しを防ぐことができるという制度です(「重複投薬・相互作用等防止加算」としてお薬代に加算料が含まれます)。
きちんと飲めていないことを知られるのは、後ろめたい気持ちになるかもしれません。でも実は患者さんのお薬管理や残数の状況を教えていただくことで、メリットがたくさんあります。
薬が余ってします理由は何か、例えば服用回数が多くて飲みきれない、薬が飲みにくい、生活リズムと合わないなど、より良い処方への変更を考える機会となり、不要な増量を防ぐことにも繋がるかもしれません。
お薬の管理にお困りの方は、次回薬局へかかる際に薬剤師へ相談してみてはいかがでしょうか。