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クスリの あ・れ・こ・れ ~東葛病院~
No.21:日焼けについて
薬剤師 浅野 雅斗
日焼けとは軽めの火傷です。皮膚の痛みや水ぶくれなど、炎症が強い時にはお薬を使う場合もあります。
今回は日焼けの原因となる紫外線のことや、日焼けの予防法、治療薬についてお話しします。
紫外線について
紫外線にはいくつかの種類があり、日焼けの主な原因となるのはUVA、UVBです。
紫外線や日焼けは夏だけというイメージがある方が多いかと思いますが、実は紫外線が強いのは夏だけではありません。春先から徐々に紫外線は強くなっていきます。
3月や10月は真夏の半分ほどの紫外線量があり、5月、6月に至っては真夏と同程度の紫外線量があります。
日焼けの予防は夏だけでなく、それ以前の対策が必要となります。
予防法
日焼け止めにはPAとSPFという表記があり、PAはUVAに対しての、SPFはUVBに対しての防御効果をそれぞれ表します。PAは+の数が多い程、SPFは数字が大きい程高い防御効果を示します。日焼け止めは3~4時間ごとに塗りなおすと効果的です。
治療法
まずは冷やすことが大切です。冷たい濡れタオルなどを使うといいでしょう。お薬はステロイド外用剤や消炎鎮痛剤などを使う場合もあります。
炎症が強い場合、皮膚がただれたり夜痛みで眠れないほど症状が強い場合もあるので、症状が強い場合には医療機関を受診しましょう。