クスリの あ・れ・こ・れ ~東葛病院~

No.07:ハーブなどの違法ドラッグ~使用はゼッタイ ダメッ!~

薬剤師 菊池 知美

「脱法ハーブ」って言葉を最近のニュースでよく耳にします。「脱法ハーブ」は「合法ハーブ」と称して販売されており、乾燥植物に薬物を混ぜ込んだものです。 合法と称しても、法律で認められていない危険な薬物で「違法ドラッグ」です。法律で規制された薬物の成分をわずかに変え、大麻や覚せい剤などとよく似た物質です。 新たに成分が規制されると、またわずかに成分を変えて販売するという事を繰り返しています。意識障害、興奮、幻覚、幻聴、妄想、倦怠感など人体への影響は大きく、死亡することもあります。 また、依存性によりやめられなくなり、繰り返し使用することで今までの量では効き目が薄れ、使用量や回数が増えていきます。

日本国内では平成18年以降に流通が確認され、平成23年10月以降急激に乱用が深刻化しています。平成26年4月から指定薬物の所持、使用、購入が禁止されました。 もしも身近に使用している方がいたら、精神保健センターなど薬物について相談できる窓口があります。詳しくはインターネット「あやしい薬物連絡ネット」を検索してみてください。

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