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クスリの あ・れ・こ・れ ~東葛病院~
No.06:処方通りに薬を使用するには
東葛の健康 藤井 博
「正直に伝えることが大事」
薬については、数々の公然の秘密があります。「処方された薬の3割以上が、医師の指示通りに使用されていない」というのもその1つ。
使用されていない理由は、飲み忘れたり、使い方がわからないなどの「意図的ではないもの」と、勝手に量を調整したり中止してしまう「意図的なもの」にわかれます。
医師の指示通りに使用されていない、という文字通りの展開を、私自身も経験することになりました。気管支喘息で処方された1回1吸入を1日2回のステロイド吸入をする。これなら大丈夫と意気込んだものの、吸い忘れる日々が続いたのです。
意図的であるないに関わらず、処方通りに薬を使用するにはどうすればよいのでしょう。まずは、指示通りに使うという覚悟を決めることだと思います。なおかつ、副作用かも知れないと思ったら、それを伝える。飲み忘れたら、それも伝える。いつか薬を止めたいと思っているなら、そのことも伝える。この伝えることをルールにするのです。治療は共同で行う時代ですから。
さて、私も次の受診のときには、主治医に正直に伝えますよ。吸入はたまに忘れてしまう、と。