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クスリの あ・れ・こ・れ ~東葛病院~
No.02:花粉症対策とお薬
薬剤師 八田加 奈子
「ピークを迎える前に受診を」
花粉症のある方にとって辛い時期に突入となります。
花粉の飛散が観測され始めるのは例年2月中旬くらいという印象があります。
ドラックストアや大手雑貨屋、家電量販店などで毎年様々な花粉症対策グッズが販売され、どのグッズが効果的なのか実際迷ってしまうのではないでしょうか?
クッズを駆使するのも良いですが、やはり効果的なのは受診してきちんとお薬を使用することが大切だと思います。
花粉症常連さんには毎年その飛散量の多い少ないにかかわらず、ピークを向える前に内服薬などの使用をお勧めしています。
気象状況によっては一気に花粉が飛散する可能性があり、そうなると一般に知られるくしゃみ、鼻水、目のかゆみなど症状の他、発熱、頭痛、咳、呼吸苦等の風邪に似た症状も出現する可能性があります。
そうなってしまってから薬を飲み始めても即効性はあまり期待できません。
ある程度効き目が早いといわれる薬の中には、眠気や倦怠感などの副作用や、効果が持続しないなどのデメリットもあるため、あらかじめ受診し、副作用や服用回数の少ない内服薬を処方してもらうことや点眼薬、点鼻薬等も合わせてもらっておくと安心だと思います。
アレルギー用薬はその種類や性質、流通も進歩し、ドラッグストアで手軽に入手できるようになり、便利になりましたが、相互作用や安全性などの情報を入手するためにも店舗にいる薬剤師にご相談ください。