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新型コロナウイルスにかからない・うつさないために
新型コロナウイルスに対するワクチンについて
各国で新型コロナウイルスのワクチン開発が進められており、マスコミで取り上げられています。それでは新型コロナウイルスのワクチンができれば感染は収まるのでしょうか。
ワクチンは免疫反応によりウイルスに対抗する抗体を作らせる働きがあります。しかし、新型コロナウイルスは形を変化させやすい種類のウイルスのため、ワクチンによる抗体が効きにくかったり、効かない形に簡単に変化してしまうことが考えられます。そのため一種類のワクチンでずっと効果的な抗体を作らせることが難しいのです。
また、適切な抗体を作れないワクチンは病状を悪化させる可能性もあります。
効果のある免疫がつくられれば、この免疫が働いている期間はかかりにくくなります。しかし、抗体には寿命があり、新型コロナウイルスに関しては抗体が2.5カ月から3カ月で急速に減少するという報告が上がっています。
これらのことからワクチンで新型コロナウイルスを予防し続けるには、どんなに形が変化しても効果のある抗体を作り出すワクチンを開発するか、流行している形に効果のあるワクチンを変化に合わせて、定期的に打ち続けるしかありません。
そこが新型コロナウイルスのワクチン開発で難しいところであり、過度の期待をしてはいけません。
新型コロナウイルスの感染予防はやはり、手洗いとマスク、三密を避けることが確実です。