薬局総会
2013年5月11日(土)
外苑企画商事 谷本昌義
東京勤労者医療会、外苑企画商事合同の薬局総会を5月11日(土)に行いました。会場は今まで使ったことがないとてもきれいな会場でのびのびと活発に話し合いができました。テーマは新病院建設と薬剤師集団の新たな方針づくりとし、方針づくりを討論しました。
昨年に行なった総会では診療報酬・調剤報酬の改定のあった年でしたが方針論議を中心に行いました。民医連が新しい期になったことを受けて、全日本民医連総会運動方針の解説を聞いて民医連職員として何ができるか、全日本民医連薬剤師政策案の解説を聞いて民医連薬剤師は何に取り組むべきかを討議したのち、外苑企画商事方針と勤医会薬局方針を受けて職場でどう取り組むかを討議しました。解説・討議とも30分ずつと短い時間であったので不十分さはありましたが全体を考える良い機会だったと思います。
しかし、集団としての方針が如何によいものであろうとそれぞれの現場でその方針が生かされなくては意味がありません。今回の総会は現場の方針論議を進めるきっかけになるように組んでみました。
はじめに東葛病院建て替え計画の状況を担当理事の松原さんから話していただきました。東葛病院はグループの拠点でありその成功が東京勤労者医療会と外苑企画商事の今後を左右するため、薬剤師集団としても東葛病院の建て替え計画がどのようなものかを知ることが不可欠です。外苑企画商事にとっても東葛病院の外来機能がどうなるかは新薬局の規模や構想に直接かかわってきますので、興味深く聞かせていただきました。特に最後に話された医療圏が変わるため新しい地域の患者を受け入れることになるとの話は共同組織作りも含めて、心躍るものがあります。薬局としても付属診療所との2本立て構想に対応した薬局を作るため今後も協議していきたいと思います。
次からがこの総会の本題です。まず、東京勤労者医療会薬局の基本方針と事業課題を東葛病院薬局長の藤井さんから外苑企画商事方針を谷本が説明し、グループディスカッションに移りました。これまでも各職場で方針論議はされてきましたが管理が提起したものを承認するスタイルが多く、必ずしも各個人が自分のものとして主体的に考えられていたとは言えませんでした。そのためせっかくの職場方針が実践に至らないことが見受けられておりこれをどうにかしたいと考えて今回のグループディスカッションが企画されています。
まず初めに自分の事業所の方針をグループのメンバーに説明し、意見を貰う時間を取りました。説明するためは方針を理解している必要があるので受け身ではいられません。そして自分の事業所以外から意見を貰うことで気がつかなかったこと、至らなかったことを知るとこができる時間です。アンケートでも方針を考える機会になったとの回答がありました。
次に法人の方針、貰った意見を踏まえて自分なりの方針を最低30分間考察してもらいました。普段は業務に追われゆっくり考える時間を持つことがなかなかできません。示された方針を追認するのではなく自分で考えるこの時間を取りました。アンケートでも初めて方針を深く考えたとの回答があり、貴重な時間だったのではないかと思います。
最後に考察した方針を再度グループ内で発表してもらいました。これで終了ではなく自分で考えた方針を事業所に持ち帰って職場討議することが今回の最終目的です。アンケートでも自分なりの方針が考えられた。持ち帰って職場の方針に生かしたいとの回答が寄せられており、心強く感じています。グループとして今後の検討状況を確認していきたいと思います。
今回意図していた自分で方針を考えることはおおむね成功したと考えます。
来年の総会ですべての方針が達成できたと報告できるよう活動してきたいと思います。